Column

1.Doobie Brothersと風土(10/July/2002)

Doobie Brothers...どうしてコラムでそれをと言われそうな気がしますが。
それはさておき誰も風土に関しては言っていなかったのでまあ書いてみようかなと...
Doobie Brothersはもともとサンフランシスコの豪快な田舎いロックバンドですが途中からMichael Macdonald(key)加入により良くも悪くもR&B, AOR風に洗練されて徐々にロスアンジェルス風のバンド、そしてロスアンジェルスのバンドになっていきます。
サンフランシスコの人にとってDoobie BrothersはTom Johnstonがいたときまでがサンフランシスコのバンドではないでしょうか。
80年代に出たLive LPでもTom Johnstonが参加したバークレー(サンフランシスコの隣町)でのライブは盛り上がりが違います。これがロスアンジェルスでのライブだったらこんなに盛り上がっていなかったと思うのですがどうでしょう。
ロスアンジェルスで後期のアルバムを聴くとしっくりきますが初期のアルバムを聞いてもいまいち、LAで豪快にやられてもという感じがします。がしかし初期のアルバムをサンフランシスコで聞くと「これだよ」って感じで個人的にはしっくりくるのですが
60年代末〜70年代のサンフランシスコは若干田舎臭くて豪快でのびのびしているような感じの音で、逆にロスアンジェルスは洗練されていてR&Bとかがうまくブレンドされた感じの音。
日本に住んでいると音と風土に関してはなかなか分かりづらいですがSFにはSFの音、LAにはLAの音、それぞれの町にそれぞれの音があるということは見落とされがちではないでしょうか。